ARTIST

アーティスト

田中 誠人

展示会場

未定

Balance

2020 / 鋼材、木材、ワイヤー、振り子、水、防水シートなど / 3000 x 2000 x 6000 mm

写真(機)の幽霊

2023 / 時計、木材、カメラ、照明器具、家具、電子部品など / 2400 x 2800 x 3600 mm

Golden Atmosphere

2022 / 家具、書籍、木材、照明器具、電子部品など / 2300 x 2800 x 4200 mm

Golden Atmosphere

2022 / 家具、書籍、木材、照明器具、電子部品など / 2300 x 2800 x 4200 mm

Winter_Wind

2020 / ビン、鋼材、木材、モーター、ブロワー、ライト、スピーカーなど / 2600 x 1500 x 1500 mm

田中 誠人

インスタレーション

1988年
長野県生まれ。
2013年
IAMAS(情報科学芸術大学院大学)メディア表現研究科修了。
2024年〜
東京藝術大学非常勤講師

「見ること」をテーマとして、主に体験型のインスタレーションという形式で、
物理学、医学、認知科学、哲学、人類学などを参照しながら
多角的なアプローチで作品制作に取り組んでいる。

視覚的な表現は「見ること」と不可分であるにもかかわらず、「見ること」そのものがいまだ不鮮明なままになっている。だとすれば、私たちはいま何を見るべきであるのか?そのような問いから、「見ること」を考えるということを大きなテーマとしてきた。
見るということは、シンプルに考えれば対象に反射した光が水晶体というレンズを通して網膜上に結像するという物理現象として捉えることができる。同時に、私たちは肉体をともなわずに対象を見ることはできず、時間的、空間的に視点を変えながら対象を視認することで、複数の視点を自身の内側で統合し、立体的な物体としての認識をおこなうことができる。その意味で、見るということには大きな身体性がともなう。また、夢や幻視を想像いただければ明確になるように、見るということは対象=外部に紐づくものであるとも限らない。私たちには他者と共有困難な内なる世界があり、それもまた視覚的に認識が可能な領域となることがある。そして、視覚的な信号は脳における認知のプロセスを通過したのち、個々人の人生を通して独自の意味を付与されることになる。その意味で、見るということは目というレンズを通して、外からの光を取り込むことでありながら、私たちの人生を外界に対して投影することでもある。
近年はそのような研究から発展して、光学装置の意味を問い直す作品や、見ることの不可視性、すなわち「見ること」を見ることができないことについて考えるための作品などに取り組んでいる。

主なグループ展

2023年

はならぁと 2023 桜井・戒重エリア 奈良

くどやま芸術祭 2023 九度山町/まちなかエリア 和歌山

2022年

BIWAKOビエンナーレ2022 近江八幡 滋賀

2021年

はならぁと 2021 桜井・戒重エリア 奈良

くどやま芸術祭 2021 九度山町/まちなかエリア 和歌山

2020年

BIWAKOビエンナーレ2020 近江八幡/彦根市街 滋賀

Leave the Door Ajar Manggha Museum クラクフ, ポーランド

2019年

六本木アートナイト2019 六本木エリア 東京

2018年

BIWAKOビエンナーレ2018 近江八幡 滋賀

プレ BIWAKOビエンナーレ サン・メリー教会 フランス, パリ

2015年

幻燈展--プロジェクション・メディアの考古学 早稲田大学演劇博物館 東京

アートフェア

2019年

2019 Art Fair Philippines 2019 The Link マニラ, フィリピン

その他

2020年

2020 8Kオークショー NHK BS8K 放送番組